マーケティング

食べログ訴訟からみる飲食店集客力向上のヒント/この情報化社会でどこまで隠れられるのか?

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2014-02-22 15.21.32-2

個人的にも注目しています。

秘密の隠れ家だからネットに載せないで-。飲食店の情報投稿サイト「食べログ」にバーの写真などを掲載され損害を受けたとして、大阪市の飲食店経営会社が、掲載情報の削除と330万円の損害賠償を求めた訴訟。サイトを運営する「カカクコム」(東京)は19日の第1回口頭弁論で争う姿勢を示したが、無断掲載などをめぐってトラブルが相次ぐ「食べログ」。裁判が注目されている。

出典:ZAKZAK|隠れ家店「演出が台無し、載せないで」 相次ぐ食べログ訴訟の行方は?
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140220/dms1402201212013-n1.htm

ユーザーのクチコミと飲食店の情報提供によるグルメサイトというポジションの食べログは現在どえらい利用者数とどえらいPV数です。サイトが大きくなればこういった訴訟がないわけでもないだろうなと思っています。だってグルメサイトって飲食店の広告なんで飾った情報ばっかりだったのに食べログだけチャレンジしてるもんね。

もはや情報統制は無理な時代になりました

SNSやスマホの急速な普及で個人発信がカンタンになりすぎてしまった情報社会では、もはや統制はとれないと思います。Twitterでの冷凍庫投稿にしろ芸能人目撃情報にしろ利用しているユーザーのモラルやリテラシーに依存するところが大きいわりに、そういったコトを教えてくれるところは少ない。わかんないまま、なんとなく使っているユーザーって多いですよ。今回の訴訟も食べログだから問題なのか?アルファブロガーの記事だったらどうなのか?SNSで拡散されることはOKなのか?など気になるところです。もちろん食べログ側としても削除すること自体は技術的に十分可能だと思いますが、コンセプトから逸脱してしまいます。削除依頼が殺到するかもしれません。しかし、ユーザーが求めているリアルに近い情報を食べログが目指しているのも事実です。俺たちはマジ情報をシステム化するんじゃーー!サイレントボムをなくすんじゃーーー!と。

 

あくまで、食べログはユーザー主体の『グルメクチコミサイト』

食べログに掲載されていなくともお客さんが来ている限り、情報はどこからか必ずネット上に公開されます。残念ながら、そんな時代なのです。苦言クチコミもよく見かけますし、一人が感じていることではなくそれに共感する人もいるということも事実です。いいね!みたいなもんです。(←ホントにいいね!と思っているかは不明w)他のメディアでは掲載店はお客さんなので、クチコミを掲載していたとしてもそれは“お褒め”クチコミばかりで、全く参考にならない自己満足の見せかけレビューでしかありません。しかし、食べログにおいては「表現の自由」と頑としてクチコミの削除に対しては抵抗します。リアルにできるだけ近い情報を提供することを目的としているからでしょう。ここで考えてみてほしいのは、食べログを利用しているユーザーもアホではありません。掲載クチコミを鵜呑みになんかしていません。2011年にステマ業者の提訴問題もあってか、ユーザーも疑いをもってクチコミを参考にするようになりました。gooを運営しているNTTレゾナントの調べによるとクチコミを参考にしたことがあるという人は8割にもなるという報告もありますが、参考にするクチコミには特長が2つあります。

・文章がしっかりとしている
・世代や性別など自分と近い

要は、ジブンゴトになりやすい、共感しやすいモノを参考にする傾向があるということです。

 

苦言クチコミって、実は影響なし?

食べログの苦言クチコミがたくさんあるのに繁盛している飲食店はたくさんあります。それは苦言クチコミしている人がメインターゲットではないからです。接待などでも利用される料亭や高級レストランのクチコミに20代女性と40代男性があった場合どちらのクチコミを参考にしますか?逆にカフェやスウィーツショップではどうでしょう?もちろん一生懸命やってるのに、そんなこと言われたら悔しいとかガッカリなんてこともあるでしょう。しかし、これまでも耳にしていなかっただけで影では言われたとしたら?苦言クチコミをヒントに新しい仕組みやサービスを提供できたら?お客さんの潜在ニーズ発掘に一役かってくれる貴重な情報源にもなりうるのです。それこそサイレントボムをなくすんじゃーーーっと頑張ってほしいです。

 

この情報化社会の中で拡散スピードは格段にあがっていますし、止めようもないくらい急速にすすんでいます。いかに活用し集客力向上につなげていくか?インターネットとかよくわからんなーと言ってはいられなくなりました。まずは知ることから始めてください。なんじゃこりゃ!と驚くこともあるかもしれませんが、そんな時代になったと受け入れながら自分のポジションを固めていきましょう。

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